ホールデム道場

No-Limit Hold'em / 6-max / 100BB

Module 1

まずルールを、手を動かさずに覚える

テキサスホールデム。自分の手札は 2枚、場に開かれるのは 5枚。この7枚から 一番強い5枚を選んで勝負する。カードの交換はない(交換するのはドローポーカーという別の種目)。 まず 4 つだけ押さえる ── 役の順番、1ハンドの流れ、できるアクション、席順。

1 / 4

役の強さ(上が強い)

右の数字は「7枚使えるホールデムで、最後までカードを見たときにその役ができている確率」。 フルハウス以上は合わせて 3% 未満。実戦の勝負はほとんど ワンペアとツーペアで起きる。

同じ役どうしなら数字が大きい方が勝ち。ワンペア同士なら残りの一番大きいカード(キッカー)で決まる。 「A のワンペアだと思ったらキッカー負け」は初級者が一番お金を落とすパターン。


2 / 4

1ハンドの流れ

ベットのやり取りは 4 回。カードが 1 枚ずつ増えるたびに、判断のやり直しが入る。

プリフロップ

手札2枚が配られる。この時点で SB(スモールブラインド 0.5BB)と BB(ビッグブラインド 1BB)が強制的に賭けているので、ポットは 1.5BB から始まる。

フロップ

場に 3 枚まとめて開く。ここで手が「できたか / ドローか / 何もないか」がだいたい決まる。

ターン

4 枚目。ポットが大きくなるので、1回の判断ミスの値段がフロップの倍になる。

リバー

5 枚目。もうドローはない。「勝っているか、負けているか」だけ。

ショーダウン

残った人が手札を見せて、強い5枚を作れた方がポットを取る。途中で全員が降りたら、カードを見せずに終わる。


3 / 4

できるアクションは 5 つだけ

フォールド
降りる。手札を捨てて、そのハンドから抜ける。すでに出したチップは戻らない。
チェック
賭けずに次へ回す。誰も賭けていないときだけ選べる。
コール
相手が賭けた額と同じだけ出して、続ける。
ベット
まだ誰も賭けていない場面で、自分から賭ける。
レイズ
相手のベットに上乗せする。ノーリミットなので上限は自分のスタック全部(オールイン)。

初級で最初に直すべき癖は リンプ(プリフロップで BB と同額だけコールして参加すること)。 安く入れる代わりに主導権を渡し、ポジションのない状況で弱いポットを引き受けることになる。 参加するならレイズ、しないならフォールド。この二択に絞ると勝率が上がる。


4 / 4

席順がハンドの強さを決める

6人卓。ボタン(BTN)が一番有利で、そこから右に行くほど不利になる。理由は 1 つ ── 後ろの席は、他の全員が何をしたかを見てから決められる。同じ A9o が、 UTG では捨てる手、BTN では賭ける手になる。

ACTION ORDER UTG → HJ → CO → BTN → SB → BB UTG 不利 HJ CO BTN 最も有利 SB 0.5BB BB 1BB

SB と BB はプリフロップでは最後に動けるが、フロップ以降は一番先に動かされる。 だから「ブラインドは不利な席」。ここで無理をしないだけで負けが減る。


覚える計算は 2 つだけ

① ポットオッズ ── コールが割に合うか

払う額 ÷(コール後のポット総額)= 必要な勝率
例:ポット 100、相手が 50 ベット50 ÷ 200 = 25%
自分の勝率がこれを上回るならコール、下回るならフォールド

② 2と4の法則 ── ドローが完成する確率

残り1枚(ターン→リバー)アウツ × 2 %
残り2枚(フロップ→リバー)アウツ × 4 %
フラッシュドロー(アウツ9枚)をフロップで持った9 × 4 = 約36%
ガットショット(アウツ4枚)をターンで持った4 × 2 = 約8%

「アウツ」は自分の手を勝ちに変えてくれる残りカードの枚数。×4 が使えるのは、 追加のベットなしにリバーまで見られるときだけ。ターンでまた賭けられるなら ×2 で見積もる。

ここまで頭に入ったら、モジュール 2 へ。実際に配られた 7 枚から役を読む練習をする。